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①原始キリスト教関連書籍
日本人にとって、神道と仏教に次いでなじみ深い宗教といえばキリスト教でしょう。お正月らしさがすっかり見られなくなった今の日本では、むしろクリスマスの方が1年で最も楽しい行事かもしれません。そんな、楽しいイメージとは正反対なのが、キリスト教の血塗られた歴史です。ローマで弾圧されていた時代は多くのクリスチャンが犠牲になりました。、逆に中世の十字軍においては多くのイスラム教徒が・魔女狩りにおいては無実の女性が、近代の夜明けを告げる、大航海時代においてはアメリカ大陸の原住民が大虐殺されました。
そのように血塗られた歴史をもつキリスト教ですが、私はイエスという人間自体には大いに共感するところがあります。イエスはユダヤ教の律法学者やパリサイ派人々から「大飯食らいの大酒飲み、徴税人や罪びとの仲間」(ルカ7・34)と悪口をいわれます。「大飯食らいの大酒飲み」とは宗教的実践者にありがちな禁欲主義の生活をイエスは行わなかったということなのでしょう。バプテスマのヨハネの弟子であった頃は、彼も禁欲的な生活をしていたことでしょう。しかし、イエスが目指していたのは、自らが「悔い改めて、天国に近づく」ことにとどまらず、とどまりません。イエスは学問のない人々、貧しい人々、さげすまれている徴税人、娼婦、罪びとのもとへ積極的に出かけ、話を聞き、食卓を伴にします。その人々は無学ですから、神から与えられた律法もよく理解できません。貧しさゆえに祈る時間もありません。その職業ゆえに蔑まれ、最も天国から遠いとされていた人々でした。そういう弱きもの、貧しきものにこそ、天国(幸福)がもたらされるべきだとイエスは考えたのでしょう。
そこから、キリスト教の社会福祉的精神が生まれたことを見て取ることは容易なことでしょう。しかし、キリスト教自体は、ローマの国教となり、俗界・聖界双方の権力となって、むしろ、イエスの立場からは真逆の律法学者やパリサイ派の立場になってしまいます。これは残念なことというレベルをこえて、人類にとって大変な悲劇の源泉になってしまいました。
原始キリスト教関連書籍で高額買取できる書籍リスト
「原始キリスト教史の一断面―福音書文学の成立」 田川 建三 勁草書房 新装版単行本 2006/9
「ナザレのイエスは神の子か?―「キリスト」を調べたジャーナリストの記録」リー・ストロベル いのちのことば社 ペーパーバック – 2004/3
「七十人訳ギリシア語聖書」 秦 剛平 河出書房新社 単行本 – 2002/10
「中型引照つき聖書 旧約続編つき – 新共同訳」 日本聖書協会 (著) 単行本 – 2012/9
「口語聖書 JC63」 大型 クロス装 日本聖書協会 (著, 翻訳)ハードカバー – 大判プリント, 2015/11
「文語訳聖書美装ケース入りセット」(全5冊セット) 岩波書店 文庫 2016/1
「ヘルメス文書 」荒井献 (著), 柴田有 (著) 朝日出版社 単行本 – 1980/10
「ミトラ神学―古代ミトラ教から現代神智学へ」東条 真人 (著) 国書刊行会 単行本 – 1996/5
「マーニー教 再発見された古代の信仰」ニコラス・J・ベーカー=ブライアン (著), 青木健 (翻訳) 青土社
単行本 – 2014/4
「聖書外典偽典」 日本聖書学研究所 教文社 1977/12
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